少し前になりますが、auのスマホに関するSIMロック解除の条件が変更になりました。メリットデメリットありますが、個人的にはデメリットの方が大きかったかなと思います。
格安SIMユーザーにとって中古スマホは気になりと思いますし、iphoneなんかは購入後のSIMロック解除を考えている人も多いかと思います。
そこ今回のauのSIMロック解除条件の変更についてまとめてみました。
Contents
これまでのauSIMロック解除の条件と変更後
まずこれまでのauのSIMロック解除の条件は以下の通りでした。
- auでスマホ割購入時...180日を経過した後にSIMロック解除可
分割だろうと一括購入だろうと今までは180日経過しない場合はSIMロック解除が出来なかったのですが、今回からは
- 分割購入時...101日を経過したらSIMロック解除可
- 一括購入時... 入金確認後即日SIMロック解除可
まずSIMロック解除ができる期間が約100日に大幅に短縮されましたね、それに加えて一括購入の場合は入金確認ができれば即SIMロック解除が可能となりました。
これまでよりもSIMロック解除のハードルが下がったように思います。上記に関しては2017年8月1日からすでに適用されています。
SIMロック解除の注意点と補足
続いて新たなSIMロック解除に関する注意点ですが、以下の3つは抑えておいた方が良いでしょう。
当社の回線契約を解約済みのお客さまは、解約日から100日以内の場合、SIMロック解除の手続きが可能です。2017年12月1日適用開始。
auを解約した場合も解約日から100日以内であればSIMロック解除ができるとの事です。後述しますが、以前は中古端末は誰でもSIMロック解除できたのですが、今回の改正によりそれができなくなりました。
そのためSIMロック解除は契約者本人のみができる事になります。これは2017.12/7より実施されます。
機種代金を一括払いされた場合であっても、au購入サポート等(ご購入機種の継続利用および適用条件の継続契約を条件として、機種のご購入代金の一部を当社が負担する施策)が適用されている機種については、2018年1月以降(予定)、機種購入日から100日以内の場合はSIMロック解除の手続きが行えません。
auの端末割引施策の購入サポート(実質1年契約)を利用している人は一括購入とは言え、100日経過しないとSIMロック解除が利用できません。
対象回線におけるSIMロック解除実績があり、かつ前回のSIMロック解除受付日から101日目以降である場合は、機種購入日から100日以内の場合でもSIMロック解除の手続きが可能です。 2017年12月1日適用開始。
分割購入であれ、今使っている回線で以前SIMロック解除を行っている人は100日経過前にSIMロック解除が可能との事、以前au回線でSIMロック解除をしている人は一度確認してもみてはどうでしょうか。注意すべき点は前回のSIMロック解除から100日経過している事です。
長期のauユーザーは今後はSIMロック解除期間に関しては多少の恩恵が受けられるのかもしれませんね。
中古のauスマホはSIMSロック解除ができなくなった
一方でメリットだけでは無く、デメリットもあります。
今まではauが唯一、契約者本人以外でもSIMロック解除ができるキャリアだったのですが、今後は他のキャリア同様、契約者以外はSIMロック解除ができなくなりました。
特に格安SIM+iphoneを考えていたユーザーではがっかりした人も多いかもしれません。UQモバイルの場合はiphone6sや7の場合、au版のiphoneでもSIMロック解除が必要になりますからね。
これにより今後はauの中古スマホをSIMロック解除するのは難しくなります。
兄弟や友人に譲り受けたスマホであれば、以前の契約者本人を連れてauショップに行けばSIMロック解除は可能ですが、オークションやショップで購入した中古スマホに関してはそうもいかないでしょうね...。
なおこのSIMロック解除の本人制度は2017.12/1から始まりますので、今手元に持っているスマホや中古でSIMロック解除をして使いたい人は早めにSIMロック解除をしておいた方が良いかと思います。
関連 しっかり確認しておきたいUQモバイルで中古のスマホを利用する際の3つの注意点
※補足 au版iphone8/8Plus/Xに関してはSIMロック解除の必要なし
今後auから発売される端末はSIMロック解除なしでUQモバイルで利用できる事になりました。これは総務省のガイドラインに沿った変更で、キャリア→MVNO間のSIMロックが禁止になります。
こちらの詳細に関しては別記事で書いていますのでどうぞ。
関連 UQモバイルのiphone8対応状況とセットアップ方法など
ただしあくまでもau→au系格安SIMですので、他キャリアからUQモバイルはSIMロック解除が必要になります。
まとめ
この条件変更によって得をする人はauユーザーでしょう。新規契約者や手元のスマホを早くSIMロック解除したい人にはメリットだと思います。
一方でauの中古端末を狙っていた人には結構なデメリットですよね。
特に新しいモデルが発表されたiphone関連は今後は活発に中古市場で動くでしょうから、中古をSIMロック解除して使おうと考えていた人はちょっと急いだほうが良いかもしれません。
もしくは既にSIMロック解除されている端末を買うかどちらかです。個人的には100日だけでSIMロック解除出来るなら最初からSIMフリー版のiphoneを販売しいてもらった方がユーザーは便利ですよね。色々な事情があるのは理解できますが。
ちなみに手元のスマホを手放すときはSIMロック解除しておいた方が高く売れる傾向にあります(個人売買の場合)必要がなくなってフリマアプリやオークションに出品する際はSIMロック解除をしておいた方が、より多くの人の興味を引くかもしれませんね。
それではまた!